鋭角的なギター・サウンドとプログラミングと"生"を絶妙のバランスで融合させたリズム・アレンジのなかで描かれるのは、"僕らはみんな、まがいもの(フェイク)"であるという、あまりにも正直で切実な告白。すべてはフェイクである、という前提に立たないと見えてこないものはある。だからこそミスチルは一見、ネガで塗り固められた歌も、しっかりと表現してきた。「フェイク」のような曲をシングルとしてリリースできるところにこそ、彼らのタフネスは存在しているのだと思う。ヒリヒリと攻撃的なボーカリゼーションも超クール。
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